国道101号の写真
秋田市と青森市とを結ぶ国道101号。1993年に能代市から秋田市まで延長されたが、その区間は道路が狭かったり迷走する様から
「酷道」の一つに挙げられていた。中でも男鹿市五里合地区は奇抜な道順で当路線を語る上で欠かせない場所だったが
2010年11月末にこの部分を迂回する別の道路が国道に変更されていたのを確認した。
新路線は以前から存在した道路でこれも国道としてはどこか頼りないがインパクトは大きく減退した。
また時を同じくして同市内の脇本から茶臼峠越えの区間も海岸沿いの県道59号と入れ替わっていた。
この海岸沿いの道路はバイパスで2008年までにトンネルを含めて片側二車線化と言う快挙を成し遂げており、
かつての国道の方がわざわざ手前から迂回していたことを考えれば当然の処置と言える。
他にも交通量の多い部分はバイパス化が図られ便利になる反面、酷道としての価値は下がる一方である。

2007年4月撮影。能代方面から来ると五里合中石(橋本)でこんな光景を目にすることになった。
二車線の道路から突然、国道が農道に入っていくのである。この先は集落内を通るが案内も不充分だった。

2005年9月撮影。分岐点には小さな案内標識があったが、この頃大きな案内標識が新たに立てられた。
国道側は小さく表現され狭小であることも示されている。

2010年11月撮影。何事もないかのように国道が直進している。「道路狭小」の看板はわずか5年しか存在しなかった。
景色としてはごく自然である。この変更は当然と言えば当然であるが今更という感じもする。
農道の方は地元の住民や用事のある人以外は通ることもなくなるだろう。

2007年4月撮影。集落内を通る国道。国道でなくなった現在は標識はなく、周辺の案内看板も張替えられている。

2010年11月撮影。新たに国道に指定された区間。二車線ではあるが国道としてはどうも物足りない。
五里合琴川でかつての国道と合流するが一時停止しなければならない(2012年の改良工事で解消)。

2010年11月撮影。(左)男鹿市浜間口。(右)三種町芦崎。
国道101号にはまだ狭隘部や急カーブが各地に残っており、酷道らしさは留めている。
2013/4/7 追記
「酷道」101号にまたもメスが入った。住宅地が多く、狭隘部の残る男鹿市野石から三種町大口までの区間(芦崎を含む)が
2013年4月1日からそっくりそのまま以前から存在している全く別の道路と交換されることとなった。
この区間ではバイパス整備の気配もなくこのまま国道であり続けると思っただけに、付け替えられた標識を初めて見た時は目を疑った。

申川集落から1kmほど三種側に行くと宮沢海岸に向かう道路が左側に分岐している。
従来の国道は直進で、左折すると新たに国道昇格した道路に入る。

より沿岸を通るこの道路はあまり知られていないと思われ、交通量も少なく二車線だがひび割れが目立つ。
それでも直線部分が多く、集落もほとんど無いため旧区間に比べるとずっと走りやすい。
左折してから3.5kmで広い市道と交差するがここは直進(右の写真は別の場所)。左折すると夕陽温泉WAOと宮沢海水浴場がある。

交差点から1.4km先の美野集落に直角カーブがある。

美野から2.4km先のT字路までは直線的な道路が続く。T字路は左折。

T字路から先も直線が続くが路面状況は相変わらず今一つ。センターラインが消えている。1.2kmで三種町に入る。

三種町入りしてから3.5kmで釜谷浜前の交差点がありここを右折。1.2km行くとまた交差点があり新指定区間はここで終了となる(旧区間は右折)。
総距離は13.2kmに及ぶ大幅な変更となったが、相変わらずの中途半端さはこの国道らしいと言えるかも知れない。
念のため旧道の距離も測ったところその距離は意外にもほぼ一致した。
戻る